バレエのジャンプで着地するコツは、つま先だけで止まらず、足裏を順番に使ってから、膝と股関節を曲げることです。着地では、つま先・足の裏・かかとの順に床へ下ろし、膝とつま先の向きをそろえたまま、静かにプリエへ入ります。
バレエのジャンプは「プリエで受ける」と着地しやすい
ジャンプの着地では、膝を伸ばしたまま床に下りず、着地した瞬間からプリエ(膝を曲げる動き)で衝撃を吸収します。膝だけを急に曲げるのではなく、足首・膝・股関節を連動させることが大切です。
- 空中で足先を伸ばし、体を引き上げる。
- つま先から床に触れる。
- 足の裏をゆっくり床へ下ろす。
- かかとを下ろせるジャンプでは、かかとまで床につける。
- 膝と股関節を曲げ、プリエで着地の衝撃を受け止める。
- 上半身を起こし、次の動きへつなげる。
ジャンプの種類によって、かかとが床につかない場合や、片足で着地する場合もあります。その場合も、足首や膝を固めず、指導されている形の中でクッションを使うことが基本です。
着地で意識したい4つのポイント
1. つま先だけで着地しない
つま先だけで床を強く受けると、足首やふくらはぎに負担が集中しやすくなります。足先を伸ばしたまま、足裏を順番に使って床へ下りる意識を持ちましょう。
ただし、足裏を急にべたっと床につけるのではなく、床を感じながら静かに下ろします。音が大きいときは、足を固めて落ちていないか確認してください。
2. 膝とつま先の向きをそろえる
プリエに入るときは、膝がつま先と同じ方向へ動くようにします。膝が内側へ入ったり、つま先だけを外へ向けたりすると、脚の位置が不安定になります。
アン・ドゥオール(脚を股関節から外向きにすること)は、膝や足先を無理に開いて作るものではありません。着地では、空中で作った脚の向きを保ちながら、膝を足先の方向へ曲げます。
3. 上半身を落としすぎない
衝撃を吸収しようとして、腰や胸を前へ倒しすぎないようにします。頭を上へ引っ張る感覚を保ち、骨盤を安定させたまま脚で着地を受け止めます。
体が後ろへ反ったり、肩が上がったりすると、着地後にバランスを崩しやすくなります。鏡で確認するときは、頭・胸・骨盤が大きく前後へ動いていないかを見てください。
4. 音を小さくすることだけを目標にしない
静かな着地は、足首・膝・股関節を使えているかを確認する目安になります。ただし、音を消そうとして必要以上に深くしゃがんだり、膝を内側へ入れたりしてはいけません。
正しい姿勢を保った結果として、着地音が小さくなると考えると、無理な動きになりにくいです。
ジャンプ前のプリエを整えると着地も安定する
着地だけを練習しても、ジャンプ前のプリエが不安定だと体が空中で傾きやすくなります。踏み切る前に、足裏で床を押し、膝とつま先の向きをそろえましょう。
- かかとが浮くプリエでは、足首が詰まっていないか確認する
- 膝が内側へ入らないようにする
- 背中を丸めず、頭を上へ引き上げる
- 踏み切りと着地の両方で、足裏を使う
踏み切りで床を十分に押せると、空中で脚を急いで動かさずに済み、着地の準備もしやすくなります。
着地を上達させる練習方法
いきなり大きく跳ぶより、床に近い動きから始めると、足裏とプリエの使い方を確認しやすくなります。痛みがある場合は練習を続けず、教師に動きを見てもらってください。
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ゆっくりルルヴェから下りる
両足でルルヴェ(かかとを上げる動き)になり、足裏を意識しながら下ります。かかとを下ろせる姿勢では、最後にプリエへ入ります。 -
小さなジャンプを繰り返す
高く跳ばず、両足で小さく跳びます。つま先、足裏、プリエの順番を保ち、着地後にぐらつかない範囲で行います。 -
着地後に一度止まる
ジャンプのたびにすぐ次の動きへ進まず、プリエの姿勢で一度止まります。膝とつま先、上半身、体重の位置を確認します。 -
教師に横から見てもらう
正面だけでは、膝や足首の向きが分かりにくいことがあります。可能なら、横と正面の両方から姿勢を確認してもらいます。
着地がうまくいかないときの見直し方
| 気になる状態 | 見直すポイント |
|---|---|
| 着地音が大きい | 足首を固めず、足裏を順番に使ってプリエへ入れているか確認する |
| 膝が内側へ入る | つま先だけを外へ向けず、膝をつま先の方向へ動かす |
| 着地後に前へ倒れる | 着地前から胸を落とさず、頭を上へ引き上げる |
| 着地後に後ろへ反る | 肋骨を前へ突き出さず、骨盤を安定させる |
| 足首がぐらつく | ジャンプを小さくし、足裏全体で床を感じてから段階的に高さを上げる |
痛みや不安がある場合は無理に続けない
筋肉が疲れている感覚と、関節や骨に響く痛み、繰り返す足首・膝の痛みは同じではありません。痛み、腫れ、しびれ、強い違和感がある場合は、ジャンプを中止して指導者や医療機関へ相談してください。
柔らかい床でも、着地の姿勢が崩れていれば負担を減らせるとは限りません。床の状態や靴のサイズだけに頼らず、まずは小さなジャンプで正しい alignment(体の位置関係)を確認しましょう。
バレエのジャンプの着地で最初に意識すること
まずは、「つま先から下りる・膝とつま先をそろえる・プリエで受ける」の3点を意識してください。高く跳ぶことよりも、着地後に姿勢を崩さず止まれる高さで練習することが、安定したジャンプにつながります。







